美しい髪を育てる蜂の子
髪の毛には年齢や健康状態があらわれやすく、ツヤのある美しい髪は若さを印象付けます。
古くから健康食品として親しまれてきた「蜂の子」には、美しい髪の毛を育てるのに効果的な成分が豊富に含まれています。
美しい髪に蜂の子が効果的
髪は肌の一部と言われています。髪も肌もタンパク質が主成分です。髪は頭皮の毛母細胞の働きによって生まれ、生まれてくる髪の状態は肌の健康状態と深く関係しています。不規則な生活や偏った食事が肌荒れを起こすように、これらの生活習慣は髪にも悪影響を与えます。
蜂の子には、美しい髪に必要な栄養素が豊富に含まれています。
蜂の子に含まれる成分には、血行を促進する効果、質の良い睡眠を促す効果、ストレスを軽減する効果、体内の活性酸素を除去する効果があります。これらは身体や頭皮の状態を健康に保ち、美しい髪を育てるのに役立ちます。
蜂の子には美しい髪に必要な栄養素が豊富
髪の毛はタンパク質から出来ており、蜂の子にはタンパク質が豊富に含まれています。
髪の黒さに必要な成分や、毛根を保護する成分も含まれており、美しい髪の生成に効果的です。
髪の毛の99%は、タンパク質のケラチンで出来ています。このケラチンは体内でシスチン、グルタミン酸など18種類のアミノ酸から作られます。蜂の子には、ケラチンを構成する18種類のアミノ酸の全てが含まれています。
美しい黒髪には、メラニンという色素が必要です。メラニンは、アミノ酸のチロシンとチロシナーゼと呼ばれる酵素の働きで作られます。チロシナーゼ生成にはミネラルの銅が必要です。蜂の子には黒髪に必要なチロシンと銅が含まれています。
メチオニンは必須アミノ酸で、ケラチンの構成成分になるほか、髪の健康を維持する働きがあります。メチオニン不足は抜け毛の原因になります。
ビオチンはビタミンB群に分類される成分で、タンパク質の合成を助ける働きがあります。ビオチンが欠乏すると、髪のタンパク質合成が妨げられ、脱毛・白髪の症状が起こります。ビオチンには不眠や神経障害といった欠乏症状もあります。
グリシンは、コラーゲンの主成分となるアミノ酸です。蜂の子に同じく含まれるビタミンCは、コラーゲンの生成に不可欠なビタミンです。
コラーゲンは髪の毛を生む幹細胞を保護するために重要な成分です。東京医科歯科大学の研究では、特定のコラーゲンの欠乏による幹細胞の機能低下が薄毛の原因になることが明らかにされています。蜂の子の摂取はコラーゲン生成に役立ち、髪を生む頭皮の細胞を保護します。
蜂の子に含まれる亜鉛は、髪に不可欠なミネラルです。髪の毛を構成するケラチンの合成に必要なほか、髪の毛を生みだす細胞の分化に必須です。亜鉛が欠乏すると抜け毛が起こります。亜鉛は、動物性タンパク質やビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が上がります。これらを同時に摂取できる蜂の子は、亜鉛摂取に適しています。
シャンプーのCMなどで耳にするキューティクル。髪の表面を覆っている部分の名称で、美しい髪に重要です。
キューティクルの語源はラテン語のクチクラ(Cuticula)で、蜂などの昆虫の外骨格を構成する物質を意味します。
蜂の子が美しい髪に有効な成分を含んでいることが、こうした言葉からも分かります。
蜂の子は血行を促進して美しい髪をつくる
頭皮の血行を促進して、髪の毛を生み出す毛母細胞の健康を維持することは、美しい髪をつくるために重要です。
蜂の子には、血管を拡張する成分や、血液中のコレステロール値を低下させる成分、赤血球に必要な成分が含まれており、血行促進に役立ちます。
アルギニンはアミノ酸の一種で、体内で一酸化窒素を生成するのに必要です。一酸化窒素は血管を拡張する働きがあります。
グリシンはコラーゲンの材料になるほか、血管を拡張する作用があります。
ナイアシンはビタミンの一種で、毛細血管を広げる働きがあります。
マグネシウムは動脈を弛緩させ、血流をスムーズにします。
メチオニン・リシン・タウリンは蜂の子に含まれるアミノ酸で、主に脂肪の代謝に重要な肝機能を活性化する働きがあります。
ビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシン・パントテン酸といったビタミンは、糖や脂質の代謝に不可欠です。
これらの成分は、血液中の悪玉コレステロール値を下げる作用があり、血行促進に役立ちます。
血液中の赤血球の量を高く保って頭皮に十分な酸素を供給することは、美しい髪をつくる上で重要です。貧血が抜け毛を引き起こすことはよく知られています。
蜂の子には、赤血球の材料になる鉄、赤血球生成に必要な銅、赤血球生成を促進するピリドキシンが含まれています。蜂の子の摂取は赤血球生成を助けて、髪の健康に役立ちます。
蜂の子は質の良い睡眠を促して美しい髪をつくる
睡眠は美しい髪をつくるために重要です。
寝ている間には、新陳代謝を促す成長ホルモンが分泌されます。睡眠時には自律神経の副交感神経が活発に働き、副交感神経の働きは血管を拡張させるため、血行が良くなります。
蜂の子には、グリシン・トリプトファン・リシンといった睡眠に関わる成分が含まれています。
グリシンは高い安眠効果が確認されています。血管を拡張する作用があり、入眠時に表面体温を上昇させることで体内の熱を放出し、身体の深部体温を下げます。深部体温の低下は自然な睡眠を促します。
トリプトファンは、体内時計を調節するメラトニンという成分の材料になります。メラトニンは深い睡眠を促す効果があります。
リシンは必須アミノ酸のひとつで、寝つきや睡眠の質を改善する効果が実験で確認されています。
蜂の子はストレスを軽減して美しい髪に役立つ
ストレスの軽減は美しい髪にとって重要です。
ストレスは自律神経の交感神経を活発にします。
交感神経は血管を収縮させる働きがあるため、血行が悪化して頭皮の細胞に悪影響を与えます。
蜂の子のストレス軽減効果は研究でも明らかになっています。岐阜大学医学部の研究グループは、酵素分解した蜂の子成分を使った実験を行い、蜂の子に血中のコルチゾール値を低下させる効果があることを確認しました。コルチゾールはストレスに反応して分泌されるホルモンです。蜂の子はストレスを軽減させることが、この実験から分かります。
蜂の子には、ストレスを軽減させる成分が豊富に含まれています。
トリプトファンは体内でセロトニンに変換されます。セロトニンは精神を落ち着かせる作用があり、アメリカでは、うつ症状の薬として処方される場合があります。
フェニルアラニンは、ドーパミン、アドレナリンといったストレスに対処するために必要な神経伝達物質の材料です。メチオニンはこれらの物質の生成を促進します。
ナイアシンはビタミンの一種で、うつ症状や精神不安を防ぐ働きがあります。
カルシウムは神経の伝達を助け、精神を安定させます。
マグネシウムは精神を落ち着かせるセロトニンの生成に必須です。
亜鉛は神経伝達物質の生成に不可欠です。
蜂の子成分の抗酸化作用は髪に効果的
日々の呼吸で生まれ、細胞を傷つけて細胞の老化を促進する活性酸素。活性酸素は髪を生み出す細胞にも悪影響を及ぼします。活性酸素のひとつ過酸化水素が白髪の原因になるというアメリカの研究報告もあります。
蜂の子には、活性酸素を体内から取り除く抗酸化作用のあるビタミンCやメチオニンが含まれています。
過酸化水素を分解する酵素のカタラーゼは、鉄とタンパク質で構成されています。蜂の子には鉄とタンパク質が豊富です。
蜂の子は、これらの物質の抗酸化作用により、美しい髪の生成に役立ちます。
蜂の子で美しい髪の毛を手に入れる
蜂の子には、美しい髪に必要な栄養素が豊富に含まれています。
蜂の子の成分には、血行促進効果、質の良い睡眠を促す効果、ストレス軽減効果、活性酸素を除去する効果があり、頭皮の細胞の健康維持に役立ちます。
ツヤのある美しい髪を手に入れて、若々しい印象をいつまでも保つために、いちど蜂の子を試してみることをお勧めします。