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蜂の子は子供が食べても大丈夫?

古くから滋養強壮に効果的な健康食品として親しまれてきた「蜂の子」。老化防止効果や美容効果など、大人に嬉しい効果が豊富な蜂の子ですが、特定の場合を除いて、子供が食べても問題ありません。
蜂の子には、子供の成長の助けになる成分も豊富に含まれています。

蜂の子は子供が食べても大丈夫

蜂の子は、子供が食べても問題ありません。蜂の子には身体の成長に役立つタンパク質を中心とした豊富な栄養素が含まれています。
老化防止効果や美容効果があることから、蜂の子は大人の食べ物と思われがちですが、子供にとって問題となる成分は含まれていません。
蜂と聞くと毒を連想するかもしれませんが、蜂の子に毒はありません。体内に毒をもった成虫を食べる場合でも、加熱など調理の過程で毒が変性して無毒化されます。

子供に食べさせない方が良い場合

蜂の子は基本的に子供に食べさせても問題のない食品ですが、他の食品と同様に、ごく稀にアレルギー反応を引き起こす場合があります。
特定の条件下ではアレルギー症状が発生する可能性が上がるため、食べない方が良い場合もあります。
以下の条件は子供だけでなく、大人にも当てはまります。

甲殻類アレルギーや喘息持ちの場合

甲殻類アレルギーや喘息持ちの場合、蜂の子でアレルギー反応がでる可能性が上がるため、食べるのを避けるべきです。
甲殻類アレルギーの原因は、エビやカニの筋肉に含まれるトロポミオシンというタンパク質です。トロポミオシンは、蜂やダニ、ゴキブリの筋肉にも含まれており、それぞれの構成が似ています。このため、甲殻類アレルギーを引き起こす抗体が身体で作られている場合、蜂のタンパク質に反応してアレルギーを起こす恐れがあります。
喘息の原因のひとつに、ハウスダストに含まれるダニのトロポミオシンがあります。喘息の人が蜂の子を食べると、ダニのトロポミオシンに対する抗体が蜂の子のタンパク質に反応して、アレルギーが起こる場合があります。
これらのアレルギーを持つ人が蜂の子を問題なく食べているケースも確認されていますが、アレルギー反応を防ぐために、こうした症状を持っている場合は蜂の子を食べるのを避けるべきです。

蜂に刺されたことがある場合

蜂に刺されたことがある人は、蜂の子アレルギーが起こる可能性が上がるといわれています。蜂の毒は、アミン類、ペプチド類などタンパク質が主成分です。蜂に刺されると、これらのタンパク質に対抗するための抗体が身体で作られます。この状態で蜂の子を食べると、蜂の子のタンパク質に反応してアレルギーが起こる可能性があります。
アレルギーには個人差があり、何度も蜂に刺されている蜂猟師の方の多くが、自分で採取した蜂の子を問題なく食べています。蜂に刺されたからといって蜂の子アレルギーが必ず起こる訳ではありませんが、リスクを避けるためには注意が必要です。

子供の成長に役立つ蜂の子成分

蜂の子には豊富な栄養素が含まれており、多くの滋養強壮効果があります。
子供の成長に役立つ成分も含まれているため、子供の健康促進に役立ちます。

特に子供に嬉しい効果を持つ成分を挙げていきます。

身体をつくるアミノ質

蜂の子は古くから貴重なタンパク源として珍重されており、タンパク質のもとになるアミノ酸が豊富です。
アミノ酸は、身体の筋肉や臓器、皮膚や髪、身体の機能に欠かせない酵素やホルモンの材料になり、子供の成長に不可欠な成分です。
蜂の子には、身体で生成できず食事から摂取する必要のある9種類の必須アミノ酸の全てが含まれています。

筋肉をつくるバリン・ロイシン

バリンとロイシンは、イソロイシンと共に筋肉の主成分となるアミノ酸です。筋肉の分解を防ぐ働きもあり、これから成長していく子供にとって欠かせない成分です。

成長を促進するイソロイシン

イソロイシンは、バリン・ロイシンと同じく筋肉の主成分です。イソロイシンには、代謝を促す働きのある甲状腺ホルモンの分泌を助ける効果があります。代謝の促進は筋肉の形成や身長の伸びを促します。

子供が合成できないヒスチジン

蜂の子に含まれるヒスチジンは、子供のうちは体内で合成できず、大人になると合成が可能になるという特徴を持ったアミノ酸です。このため、子供は食品からヒスチジンを摂取する必要があります。ヒスチジンは神経機能の補助や赤血球の形成に必要で、身体の発育に不可欠な成分です。

成長を促進するトレオニン

トレオニンは蜂の子に含まれる必須アミノ酸で、新陳代謝を促す働きがあります。新陳代謝の活発化は、身体の成長を促します。

免疫力を高めるアルギニン

アルギニンはアミノ酸の一種で、成長ホルモンの分泌を促す作用があります。マクロファージと呼ばれる免疫細胞の機能を補助する働きもあり、免疫力の向上に役立ちます。

丈夫な身体をつくるアスパラギン酸

アスパラギン酸はアミノ酸の一種で、筋肉や内臓を構成するタンパク質の合成に使われます。アスパラギン酸は、身体の形成や成長に役立ちます。

子供の成長に欠かせないビタミン

蜂の子には、身体の成長に欠かせないビタミン類も含まれています。

成長を促進するピリドキシン

ピリドキシンはビタミンB6に分類されるビタミンです。ピリドキシンはタンパク質の代謝を促すため、丈夫な皮膚や粘膜などの身体の組織をつくるのに役立ち、成長を促進します。

ホルモン生成に関わるナイアシン

ナイアシンはDNAやホルモン生成に関わり、皮膚や粘膜の新陳代謝をサポートする働きがあります。ナイアシンには、性ホルモン生成の手助けをして正常な発育を促す作用もあります。

発育に重要なビタミンB2

ビタミンB2は、糖・脂質・タンパク質の代謝に欠かせない成分です。細胞の新陳代謝を促して、皮膚や粘膜の成長を助けます。ビタミンB2はこの作用から「発育のビタミン」とも呼ばれています。

身体や骨の形成重要なミネラル

蜂の子には、身体の形成に欠かせないミネラルが豊富に含まれています。

骨に重要なカルシウム・マグネシウム・リン

蜂の子には、骨や歯を形成するカルシウム・マグネシウム・リンが含まれています。これらの成分は成長する子供の骨を丈夫にするため、特に子供に欠かせない成分です。

成長を促進する亜鉛

亜鉛は細胞の分裂に関わるミネラルで、成長期の子供には特に重要な成分です。成長期の子供の身体では細胞分裂が活発に行われ、身長の伸びや発育が進みます。亜鉛は新陳代謝や身体の成長を促進します。

貧血予防に重要な鉄

鉄は赤血球を構成するヘモグロビンの材料になります。鉄が不足すると貧血症状を起こすほか、運動機能や認知機能、免疫機能が低下します。子供が鉄不足になった場合、学習能力や集中力の低下が起こるといわれています。

骨や血管を強くする銅

蜂の子に含まれる銅は、骨や血管の生成に働く酵素に必要な成分で、骨や血管の形成を助けます。赤血球や白血球の成熟にも銅が必要です。銅は身体の形成や成長を助けます。

以上のように、蜂の子には子供の成長に役立つ成分が豊富に含まれています。

蜂の子は子供の健康にも効果的

蜂の子は、アレルギーの恐れがある場合を除き、子供に食べさせても問題ありません。
蜂の子には、骨や筋肉に不可欠な成分や、成長を促す効果のある成分が豊富に含まれており、子供の健康や発育に効果的です。
健康な身体をつくるために、家族全員で蜂の子を食べてみることをお勧めします。

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