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蜂の子の上手な保存方法

蜂の子の産地では秋になると、大きな蜂の巣に入った生の蜂の子が販売されます。
生の蜂の子は保存がきかず、一度に食べきれない場合も多いため、美味しく食べるには保存が重要です。
蜂の子の佃煮などの加工品を購入した場合も、賞味期限には注意が必要です。

今回は、蜂の子の保存方法について解説します。

蜂の子は冷凍保存がお勧め

蜂の子の味を落とさずに保存するには、冷凍保存が一番です。
蜂の子の産地でも生のまま保存することは珍しく、多くの場合、冷凍したものを解凍して使用しています。
調理されていない冷凍の蜂の子は、通信販売でも購入できます。
冷凍庫で保存した場合、冷凍蜂の子の保存期限は約1年間です。

生の蜂の子は必ず巣から出してから冷凍

巣に入った生の蜂の子を保存したい場合は、必ず蜂の子を巣から取り出してから冷凍保存してください。
蜂の子は、巣からピンセットなどを使って一匹ずつ取り出します。
巣ごと冷凍してしまうと、蜂の子が巣に張り付いてうまく取り出せなくなってしまいます。

巣ごと冷凍してしまった場合

巣ごと蜂の子を冷凍してしまった場合、鍋で煮るなどして溶かしながら蜂の子を取り出すこともできますが、生の状態で取り出した方が簡単です。
また、蜜蝋などの巣の成分が冷凍や加熱の過程で蜂の子に付着してしまい、せっかくの蜂の子の味が大きく落ちます。

小分けにして冷凍する

肉などを冷凍する場合と同じく、蜂の子も一回に使う分量に小分けして冷凍すると便利です。
大きな袋のまま冷凍して使うたびに解凍していると、食品の傷みが早くなり、味も落ちてしまいます。
小分けにして冷凍しておけば、使う分だけ解凍すればよいので、使わない分の蜂の子の味や鮮度を落とさずに済みます。
ビニール袋やパックなどを使って小分けにし、なるべく空気が入らないようゴムなどで留めてから冷凍しましょう。

調理時は解凍せずに使う

冷凍した蜂の子を調理する時は、解凍せずにそのまま使います。
冷凍保存の際に水分が凍って膨張し、蜂の子の細胞膜が壊れています。この状態で解凍すると、水分と一緒に蜂の子の栄養素や旨味が流れ出してしまいます。
凍ったままの状態で使用すれば、こうした栄養素を無駄にせずに済みます。

蜂の子を炒める場合は、手早く表面に火を通して、栄養素や旨味をなるべく中に閉じ込めましょう。
蜂の子の素揚げなどの揚げ物にする場合も、冷凍した状態の方が油のはねが少なくて済みます。
余分な水分が表面に付いていたら、キッチンペーパーなどでふき取ってから油に入れましょう。

佃煮などの加工品も賞味期限に注意

蜂の子の佃煮などの加工品は、生の蜂の子よりも日持ちしますが、賞味期限や保存方法には注意が必要です。
佃煮や甘露煮などの加工品は、主に缶詰や瓶詰で販売され、トレーに乗せてラッピングされた商品も流通しています。
缶詰は未開封で3年程度の賞味期限があり、瓶詰は長くて1年程度です。
トレーに入った蜂の子は保存を前提に作られておらず、早めに食べる必要があります。

蜂の子の加工品は、ほとんどの場合保存料が使われておらず、あまり日持ちしません。缶詰や瓶詰なども開封したら冷蔵して早めに食べ、もし長めに保存したい場合は、生の蜂の子と同じく冷凍保存しましょう。

まとめ

蜂の子の保存方法は、冷凍保存がお勧めです。
生の蜂の子を保存する場合は、必ず巣から取り出した状態で冷凍保存してください。その際は、一回に調理する分量ごとに小分けにしておくと便利です。
蜂の子の栄養素や旨味を無駄にしないよう、冷凍蜂の子は解凍せず、そのままの状態で調理しましょう。
蜂の子の佃煮などの加工品も、賞味期限には注意が必要です。

蜂の子は高級珍味として知られる貴重な食材です。無駄にしないよう、保存に気をつけて早めに食べることをお勧めします。

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