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蜂の子の副作用は?注意点を解説

古くから健康食品として珍重されてきた「蜂の子」。蜂と聞くと毒を連想して、蜂の子を食べると副作用があるのではないかと心配する方が居るかも知れません。
蜂の子は薬ではなく食品なので、副作用の心配はありません。

ただし、いくつか蜂の子を摂取する上で気をつけるべき点があるため、注意点を解説していきます。

蜂の子自体に副作用の心配はない

蜂の子は薬品ではなく食品なので、基本的に副作用の心配はありません。

ただし、自然界で採れるものなので、採取された場所の環境によっては、少し注意が必要です。例えば、農薬汚染が深刻な場所や土壌汚染がある土地で採取された蜂の子には、そうした有害物質が混入している場合があります。
蜂の子を一度に大量摂取することは考えにくく、混入物質の影響も限定されますが、産地を確認するなどして有害物質の混入を避けると安心です。

蜂の子をサプリメントで摂取する場合は、信頼できるメーカーで作られたものか確認するなど、衛生管理が適切に行われていることを確かめてから購入することをお勧めします。

蜂の子はアレルギーに注意

蜂の子は副作用の心配はありませんが、ごく稀にアレルギーを起こすことがあり、注意が必要です。

タンパク質はアレルゲンになりやすい

免疫反応は外来の異物(抗原)を排除するために必要な身体の機能です。この免疫機能が過剰に作用することでアレルギーが起こります。アレルギーの原因になる抗原をアレルゲンといい、アレルゲンはタンパク質であることがほとんどです。

蜂の子にはタンパク質が豊富に含まれており、卵、小麦、大豆などタンパク質を含む他の食品と同程度、アレルギーに対して注意が必要です。

蜂に刺されたことがある場合は注意

過去に蜂に刺されたことがある人は、より注意が必要です。蜂に刺されると、蜂の毒を排除するために、毒を構成している蜂のタンパク質に対する抗体を身体がつくります。この抗体を持った状態で蜂の子を摂取すると、アレルギー反応が起こる場合があります。
蜂に刺されたからといって、必ず抗体の生成やアレルギー反応が起こるわけではありません。蜂に何度も刺されている蜂猟師の方の多くが、自分で採取した蜂の子を食べています。
蜂の毒に対するアレルギーの有無は病院で検査できます。不安な場合は、皮膚検査や血液検査を受けてみるほか、蜂の子を食べる際に少量ずつ食べて様子を見るなど工夫しましょう。

甲殻類アレルギーがある場合は食べるのを控える

エビやカニなどの甲殻類にアレルギーを持つ人は、蜂の子の摂取を控えるのが無難です。
甲殻類アレルギーの原因は、甲殻類の筋肉に含まれるトロポミオシンと呼ばれるタンパク質です。トロポミオシンは蜂やアリなどの昆虫にも含まれており、その構成は甲殻類が持つトロポミオシンと似ています。甲殻類アレルギーを持つ人は、蜂の子の摂取でアレルギー反応を起こす可能性があります。
甲殻類アレルギーの人が蜂の子でアレルギーを発症しないケースも確認されています。甲殻類アレルギーと蜂の子アレルギーの関連は、あくまで可能性が上がる程度ですが、アレルギーを避けるためには注意が必要です。

喘息経験者も注意

喘息を経験している人も注意が必要です。喘息の原因のひとつに、ハウスダストに含まれるダニのタンパク質があります。蜂やアリと同様に、ダニにも甲殻類と似た構成のトロポミオシンが含まれています。喘息の原因がハウスダストに含まれるダニのトロポミオシンだった場合、蜂の子の摂取でアレルギー反応が起こる可能性があります。
甲殻類アレルギーと同じく、あくまで関連がある程度ですが、アレルギー反応を起こさないためには蜂の子の摂取を控えるべきです。

体調が悪いときは注意

蜂の子に限らず、昆虫食の全般にあてはまりますが、体調が極めて悪い場合の摂取は控えたほうが無難です。0.1%程度の極めて低い確率ですが、昆虫食でアレルギー反応が起こるケースがあり、発症した人は摂取した当日、過度の肉体疲労と睡眠不足だったことが報告されています。
蜂の子や他の昆虫など新しい食品を食べる場合は、なるべく疲労の少ない状態で、少量ずつ摂取することをお勧めします。

その他の注意点

配合されている他の成分に注意

蜂の子成分をサプリメントで摂取する場合は、蜂の子以外に配合されている成分も確認しましょう。
蜂の子成分に対するアレルギーがなくても、配合されている他の成分が問題になる可能性があります。新たにサプリなどを摂取する場合は、配合されている成分を確認のうえで、少量ずつ試していくのが安心です。

ワーファリンを飲んでいる場合は注意

蜂の子と同時に摂取することを控えた方が良い薬として、ワーファリンが挙げられます。
ワーファリンは血液を固まりにくくして、血栓ができるのを防ぐ作用があります。
蜂の子には血管を拡張する働きのあるアルギニンやグリシンなどが含まれており、血行を促進する作用があります。
ワーファリンと蜂の子を併用すると、万一の出血時に血が止まりにくくなる恐れがあります。治療などでワーファリンを飲んでいる場合は、蜂の子の摂取を控えるのが無難です。

アレルギーなどに注意しつつ蜂の子で健康増進

蜂の子に副作用はありませんが、タンパク質を多く含むため、ごく稀にアレルギー反応が起こります。
蜂の子を摂取する際は、タンパク質を含む他の食品と同程度のアレルギーに対する注意が必要です。
蜂に刺された経験、甲殻類アレルギー、喘息、極度の疲労は、蜂の子に対するアレルギーの可能性を高めるため、該当する場合は摂取を控えるなど、特に気をつける必要があります。

蜂の子には非常に多くの滋養強壮効果があります。アレルギーなどに対する注意をした上で、蜂の子を毎日の生活に取り入れることをお勧めします。

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