蜂の子の炒め物の作り方

豊富な栄養素を含み、健康食品として人気の蜂の子。蜂の子料理は、佃煮や甘露煮など濃い味付けの煮物が有名ですが、バター炒めなどの炒め物も一般的な食べ方です。蜂の子は虫の見た目とは裏腹に、淡白で非常に上品な味をしています。シンプルな炒め物は、蜂の子本来の味を楽しむのに適した調理法です。

蜂の子のバター炒め

蜂の子の炒め物の代表例として、バター炒めの作り方をご紹介します。

材料

蜂の子 お好みの分量
バター お好みで適量
醤油 少々

この他、黒こしょう、七味など、好みに合わせて香辛料を加えてください。

作り方

(1) フライパンにバターを入れ、焦がさないように弱火で溶かします。

(2) 蜂の子をフライパンに入れて、フライパンを揺すって転がすように炒めます。蜂の子は柔らかいので、菜箸ではなく木べらを使うなど、潰さないよう注意しましょう。火は弱火のままで、蜂の子の表面が破れないようにゆっくり加熱します。

(3) 全体の色が変わり、蜂の子の身に弾力が出てきたら、醤油をお好みで回し入れます。

(4) 醤油の香りが立つよう全体を混ぜ、器に盛り付けます。

(5) 好みで黒こしょう、七味などをかけ、出来上がりです。

蜂の子は、幼虫の見た目に似合わず、淡白で上品な味をしています。素材の味が楽しめるバター炒めは、蜂の子の調理法として人気です。
蜂の子の味や香りは、カシューナッツなどのナッツ類によく例えられ、ほのかな甘みがあります。鶏卵の卵焼きや、タラの白子などにも味が似ているといわれます。幼虫やサナギの表面はプチプチとした歯ざわりがあり、中はとろりと上品な食感です。成虫に近い個体は、小エビのようなサクサクとした食感が楽しめます。蜂の子の成長段階による味の違いを確かめるのも、蜂の子料理の楽しみのひとつです。バター醤油の香ばしさは、こうした蜂の子の旨味を引き立てます。

蜂の子の下準備

巣に入ったままの生の蜂の子を手に入れた場合などは、上記のような調理を行う前に、蜂の子の下処理が必要です。

蜂の子を巣から取り出す

巣に入った生の蜂の子を使用する場合は、巣から蜂の子をピンセットなどで取り出します。サナギが入っている部屋には白い幕がかかっているので、剥がしてから取り出します。蜂の子は柔らかく、潰さないよう注意が必要です。取り出した蜂の子には、巣の破片が付着しているので、流水や塩水で洗った後、キッチンペーパーなどで水気をよく取ります。

冷凍の蜂の子は解凍しない

通信販売などで購入した冷凍の蜂の子を使用する場合は、解凍せずにそのまま使います。解凍すると、水分と一緒に蜂の子の栄養素や旨味が流れ出してしまいます。冷凍の蜂の子は、そのままの状態で火を通し、旨味を蜂の子の中に閉じ込めましょう。

幼虫の内臓を取っておくのもお勧め

蜂の子は、幼虫やサナギ、ほぼ成虫の個体といった成長段階が異なる個体が混ざっています。このうち、幼虫の体の中心には黒く大きな内臓部分があり、幼虫のエサになった昆虫の殻や排泄物が含まれています。この内臓部分には苦味など独特のクセがあり、一般的には取り除いた方が美味とされます。シンプルな炒め物は素材の味が重要なので、手間はかかりますが、幼虫の内臓を取っておくのがお勧めです。
取り除く方法としては、まず蜂の子を軽く茹でます。その後、蜂の子の先端を千切るか包丁で切れ目を入れ、指で押し出すようにして内臓部分を取り出します。よりクセをなくしたい場合は生の状態で内臓を取り除く方法もありますが、生の蜂の子は身が柔らかく、処理に手間がかかります。
フライパンでよく炒めると幼虫の内臓部分が飛び出してくるので、調理の過程で取り除く方法もあります。

蜂の子の炒め物のアレンジ例

バター炒め以外にも、好みによってさまざまな蜂の子の炒め方があります。
バターを使わず、サラダ油を使用する方法や、ゴマ油の香りと合わせる方法も一般的です。醤油を使わずに塩だけで食べるのを好む人もいます。すりおろしたにんにくを使ったにんにく醤油炒めも美味です。唐辛子やラー油を使って辛めに調理するなど、好みに合わせてさまざまな調理法が可能です。淡白な蜂の子の味は、これらの調理法とよく合います。

まとめ

蜂の子は淡白で上品な味をしており、シンプルな炒め物は人気の調理法です。蜂の子の幼虫は下処理をして内蔵を取り除くと、より美味しく食べられます。炒め物はシンプルな料理なので、好みに合わせた色々なアレンジが可能です。好みの調理法を試しつつ、蜂の子の炒め物を食べてみることをお勧めします。

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