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蜂の子のカロリーとダイエット成分

蜂の子は滋養強壮に効果的な健康食品として知られています。
筋肉や体力の増加に役立つタンパク質が豊富なため、カロリーが高めの印象があるかもしれません。
ですが蜂の子のカロリーはそれほど高いものではなく、ダイエットや肥満予防に役立つ成分も豊富に含まれています。

今回は、蜂の子のカロリーと、ダイエットに役立つ成分をご紹介します。

蜂の子のカロリー

蜂の子のカロリーは、調理していない状態で100グラムあたり111.9kcal。
蜂の子の缶詰は100グラムあたり250kcalです。調理の過程で加えられた調味料などにより、加工後の蜂の子はカロリーが増えています。

タンパク質が豊富な他の食品と比べてみると、100グラムあたり豚ロースが263kcal、牛モモ肉が246kcal、ブリやサンマなどの魚も同程度のカロリーです。
加工後の缶詰がこれらと同じくらいのカロリーで、未加工の蜂の子はこれらの半分以下です。
豊富な栄養素を含む蜂の子ですが、肉や魚と比べてカロリーは同程度か低めです。

ダイエットに役立つ蜂の子成分

蜂の子には身体の代謝機能を高める成分が含まれています。
これらの栄養素は、糖・脂質・タンパク質をエネルギーに変換するのに役立ち、ダイエットや肥満予防に効果的です。
蜂の子に含まれるダイエット成分を具体的にみていきましょう。

代謝に役立つビタミンB群

ビタミンB群は「代謝ビタミン」と呼ばれ、糖・脂質・タンパク質をエネルギーに変換するのに不可欠な成分です。

糖の代謝にビタミンB1

蜂の子に含まれるビタミンB1は糖の代謝に必須のビタミンです。ビタミンB1が不足すると、糖がエネルギーに変換されずに、乳酸などの疲労物質として体内に残ります。ビタミンB1は筋肉にエネルギーを供給するのに必要で、ダイエット時の運動を補助する働きや疲労回復効果もあります。ビタミンB1が不足すると集中力や運動能力の低下を招くことも知られています。

脂質の代謝にビタミンB2

ビタミンB2は、糖・脂質・タンパク質の代謝に不可欠のビタミンで、特に脂質の代謝に深く関わっています。ビタミンB2はこれらの栄養素をエネルギーに変換するのを助けて、身体に脂肪が蓄積するのを防ぎます。ダイエット中は食事制限をすることが多く、代謝に必要な栄養素も不足しがちです。糖や脂質の代謝を助けるビタミンB2は、ダイエット中に不足しないよう意識して摂取することが重要です。

酵素の働きを助けるナイアシン・パントテン酸

ナイアシンとパントテン酸は、ともに蜂の子に含まれるビタミンで、糖や脂質をエネルギーに変換するための酵素の働きを助けます。これらは栄養素の代謝を助けて身体の脂肪を燃焼させ、ダイエットや肥満予防に役立ちます。

体脂肪の減少に役立つアミノ酸

蜂の子にはアミノ酸が豊富に含まれています。蜂の子に含まれるアミノ酸は筋肉の増加に役立つほか、肝臓の機能を高める働きもあります。
アミノ酸は筋肉を構成する主成分です。筋肉が増えると身体のエネルギー消費量が増加して、ダイエットや肥満予防につながります。肝臓は脂質の代謝に重要な役割を果たすため、肝臓機能の活性化は身体への脂肪の蓄積を防ぎます。

肝機能を補助するリシン・トレオニン・アラニン

リシン(リジン)は必須アミノ酸で、肝臓の機能を助ける働きがあります。脂質を代謝するための酵素リパーゼの働きを活性化する効果もあります。
トレオニンは脂質の代謝を助けて、脂肪肝を予防する効果があります。
アラニンには肝機能を保護する働きがあり、アルコールの分解にも役立ちます。

脂肪燃焼にプロリン・メチオニン

プロリンは、脂質を分解する酵素リパーゼの働きを活性化して、体脂肪の燃焼を助けます。メチオニンには、肝臓の代謝を促進して血液中のコレステロール値を減らす働きがあります。これらは脂質が身体に蓄積するのを防ぎ、肥満予防に役立ちます。

血行促進にアルギニン・グリシン

血行が良くなると身体の代謝が活発になり、身体のエネルギー消費量が上がります。血行促進は体温上昇につながり、厚生労働省の書簡によれば、体温が1℃上昇するごとに身体のエネルギー代謝量が13%増加します。
蜂の子に含まれるアルギニンやグリシンには血管を拡張する作用があります。アルギニンは一酸化窒素を体内で生成するための材料になります。一酸化窒素は血管の筋肉を弛緩させて血管を広げるために必要な物質です。
脂質の代謝に役立つ蜂の子のビタミンやアミノ酸も血行促進に役立ちます。脂質が効率的にエネルギーに変換されることで血液中のコレステロール値が下がり、血流がスムーズになります。
これらの成分により、蜂の子は血行を促進してエネルギー代謝量の増加に役立ちます。

筋肉増加に役立つバリン・ロイシン・イソロイシン

バリン・ロイシン・イソロイシンは、筋肉に含まれるアミノ酸のうち約35%を占めており、筋肉の主成分となる必須アミノ酸です。
血液中のエネルギーが不足すると、筋肉は自らを分解してエネルギーとして利用します。バリン・ロイシン・イロソイシンの摂取は、こうした筋肉の分解を防ぎ、筋肉の維持・増加を助けます。筋肉が増えると身体のエネルギー消費量が増え、体脂肪を減らしやすくなります。
イソロイシンには脳の疲労感を軽減する効果もあり、ダイエット時の運動を補助します。

ダイエットに役立つミネラル

蜂の子にはミネラルも豊富に含まれています。

蜂の子に含まれるミネラル

カリウムには、身体に水分を保持する働きのあるナトリウムと反応して、ナトリウムを身体の外へ排出する働きがあります。この働きにより、カリウムは身体の余計な水分を排出して、むくみの予防やダイエットに役立ちます。
ダイエット時には食事制限などの影響で、鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウムといったミネラルが不足しがちです。これらが不足すると貧血症状を招くほか、骨がもろくなる原因になります。蜂の子にはこうしたミネラルが豊富に含まれ、ダイエット時の健康維持に役立ちます。

蜂の子に含まれるタンパク質とビタミンC

蜂の子に含まれる鉄分はヘム鉄と呼ばれ、野菜などに含まれる非ヘム鉄よりも体内への吸収率が高くなっています。
亜鉛は動物性タンパク質やビタミンCと同時に摂取すると吸収率が上がるという特徴があり、蜂の子にはタンパク質とビタミンCも含まれています。

蜂の子はこうしたミネラルの摂取に優れた食品です。

蜂の子はダイエットや肥満予防に役立つ

調理前の蜂の子のカロリーは100g当たり111.9kcal、佃煮などの加工品でも肉や魚と同程度の250kcalで、それほど高いものではありません。
蜂の子には肥満予防やダイエットに役立つ成分が豊富に含まれており、体脂肪を減らしたい人に適した食品です。
ダイエットを成功させて健康的な身体をつくるために、いちど蜂の子を試してみることをお勧めします。

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