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蜂の子と注意すべき飲み合わせ

古くから健康食品として親しまれてきた「蜂の子」。蜂の子には多くの滋養強壮効果があります。
その一方で、一緒に摂取すると蜂の子の効果が弱まる成分や、蜂の子に含まれている成分が同時に摂取した薬などの効果を低下させる場合があります。
こうした蜂の子の「飲み合わせ」について解説します。

蜂の子との併用を避けるべき薬

蜂の子と同時に摂取するのを避けるべき薬がいくつかあります。

血栓予防薬ワーファリン

ワーファリンは血液を固まりにくくして血栓を予防する薬です。血液を凝固させる作用があるビタミンKの働きを阻害します。
蜂の子には、アルギニン、グリシン、ナイアシンといった血管を拡張する成分が含まれており、血行促進効果があります。ワーファリンと併用することで、万が一出血した場合に血が止まりにくくなる可能性があります。
ワーファリンとの併用を回避すべきものとして、納豆、青汁、クロレラなどビタミンKを多く含む食品が挙げられますが、蜂の子とワーファリンの同時摂取も控えるのが無難です。

パーキンソン病治療薬

パーキンソン病治療薬のレボドパに含まれる成分は、ビタミンB6の一種ピリドキシンの働きで分解が促進されます。ピリドキシンを含んだ食品や薬と同時に摂取すると、有効成分が脳に到達する前に分解されてしまい、薬の効果が十分に発揮されません。
蜂の子にはピリドキシンが含まれています。パーキンソン病治療薬との併用は医師の判断を仰いでください。

抗生物質

感染症の治療薬として処方される抗生物質の一部には、カルシウムやマグネシウムとの同時摂取によって効果が弱まってしまうものがあります。ニューキノロン系抗菌薬やテトラサイクリン系抗生物質がこうした影響を受けます。蜂の子にはカルシウムとマグネシウムが含まれています。こうした抗生物質を服用している場合は、薬と蜂の子の摂取に2時間以上の間隔をあけることをお勧めします。

蜂の子と同時摂取を避けるべき成分

蜂の子には、鉄、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅などのミネラルが豊富に含まれています。食品の中には、こうしたミネラルの吸収を妨げるものがあるため注意が必要です。

亜鉛・鉄の吸収を妨げるタンニン

タンニンは植物に由来するポリフェノールで、お茶やワイン、柿などに多く含まれています。タンニンは亜鉛や鉄と結びつきやすく、同時に摂取するとこれらの体内への吸収を妨げます。蜂の子に含まれる鉄はヘム鉄と呼ばれ、タンニンによる吸収阻害作用の影響を受けにくい特徴がありますが、亜鉛の吸収は阻害されます。亜鉛を効率的に摂取したい場合、蜂の子とタンニンが含まれる食品との同時摂取は避けるべきです。
野菜などに含まれる非ヘム鉄は、タンニンによって吸収率が低下します。亜鉛や鉄分が不足している場合は、食事の際にお茶やワインを飲むのを控えましょう。

ミネラルの吸収を妨げる食物繊維

食物繊維には栄養素を吸着する作用があり、腸での栄養素の吸収を阻害します。特に蜂の子に含まれる鉄・亜鉛・銅は影響を受けやすい成分です。食物繊維を豊富に含む全粒穀物を食べている中近東地域の人々には、亜鉛欠乏症が多いことが報告されています。
蜂の子に含まれるミネラルを効率的に摂取するためには、食物繊維を多く含む食品との同時摂取は避けるべきです。サプリメントなどで食物繊維を通常より多めに摂取している場合は、特に注意が必要です。

覚醒作用があるカフェイン

カフェインには脳の覚醒作用があり、コーヒーや栄養ドリンク、風邪薬などに多く含まれています。
蜂の子には、精神を安定させるセロトニンの材料トリプトファンや、質の良い睡眠を促す作用があるグリシンなどが含まれています。カフェインはこれらの効果を弱めてしまうため、安眠効果やストレス軽減効果などを目的として蜂の子を摂取する場合は、カフェインの摂取を控えるよう注意すべきです。

蜂の子と一緒に摂取したい成分

蜂の子との同時摂取を避けるべき成分を解説してきました。ここからは、蜂の子と同時に摂取することで、より健康に役立つ栄養素をいくつか挙げていきます。

丈夫な骨にビタミンD

ビタミンDは、体内でカルシウムのバランスを整える働きがあり、骨の健康維持に役立ちます。蜂の子には、骨の形成に重要なカルシウムとマグネシウムが含まれており、同時にビタミンDを摂取することで、丈夫な骨の形成や骨粗しょう症の予防に役立ちます。
ビタミンDは魚介類やきのこ類、卵、乳製品などに多く含まれています。

貧血予防に葉酸・ビタミンB12

葉酸とビタミンB12はビタミンB群に分類される成分で、赤血球の合成に深く関わっています。蜂の子には、赤血球の材料となる鉄・タンパク質、赤血球生成に必要な亜鉛・銅、赤血球生成を促進するピリドキシンが含まれています。これらの蜂の子成分と合わせて葉酸とビタミンB12を摂取することで、赤血球の生産が促進され、貧血の予防・改善に大きく役立ちます。
葉酸はレバー、枝豆、いちご、納豆などに多く含まれ、ビタミンB12は魚介類、レバー、チーズ、納豆などに含まれます。貧血予防には、蜂の子と一緒にこれらの食品を摂取するのが効果的です。

飲み合わせに気をつけて蜂の子を摂取

蜂の子には数多くの滋養強壮効果があります。その一方で、一緒に服用すべきでない薬や、蜂の子の健康効果を妨げる成分を含む食品もあります。そうした成分との併用を避けながら、蜂の子と相乗効果のある栄養素を補うことで、蜂の子の健康効果が十分に発揮されます。丈夫な身体をつくって健康的な毎日を送るために、飲み合わせに気をつけながら蜂の子を摂取することをお勧めします。

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