蜂の子は更年期障害に効果的

古くからタンパク源として珍重され、滋養強壮に効果のある健康食品として親しまれてきた「蜂の子」。この蜂の子には、つらい更年期障害の症状に効果的な成分が多く含まれています。

蜂の子の成分

蜂の子には、身体で生成されず、食事からとらなければならない必須アミノ酸が全て含まれています。カルシウム、マグネシウム、鉄などミネラルも豊富なほか、ビタミンC、ビタミンB群、脂肪酸といった身体の維持に必須の栄養素を摂取できます。
必須アミノ酸はバランス良く摂取する必要があります。「アミノ酸の桶」という言葉にたとえられますが、一種類を大量にとっても、他の必須アミノ酸が足りなければ、有効利用されないことが知られています。全ての必須アミノ酸を含んだ蜂の子は、とても優れた食品と言えます。

更年期障害とは

更年期障害は、閉経前後に女性ホルモンの分泌が急激に減ることが原因で起こります。ホルモンバランスが崩れることで、普段無意識のうちに心身を調整してくれている自律神経も乱れてしまいます。
更年期障害の症状としては、主に「情緒不安、イライラ、不安感、抑うつ、不眠、頭が重い」など精神に関係するもの、「顔のほてり、異常発汗、動悸、めまい」など血液の流れと関係するものがあります。

更年期障害に効果的な蜂の子成分

更年期障害の症状に効果的な蜂の子成分を見ていきましょう。成分はそれぞれ有効ですが、これらをバランス良く一つの食品で摂取できるのが、蜂の子の優れたポイントです。

「情緒不安・めまい」にフェニルアラニン

フェニルアラニンは必須アミノ酸で、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンといった神経伝達物質の材料になります。これらはストレスホルモンとも呼ばれ、気力や集中力の維持に必要です。自律神経のバランスが崩れる更年期には特に重要で、不足するとめまいなどの症状が起こりやすくなります。

「血行不良」にアルギニン

アルギニンは必須アミノ酸のひとつで、体内で一酸化窒素を生成するための材料になります。一酸化窒素には血管を拡張し血流を促進する作用があるため、血行不良からのめまいの改善や予防に役立ちます。

「不眠」にグリシン

グリシンはコラーゲンの原料となり、美肌効果などで有名な必須アミノ酸ですが、安眠効果も特に注目されています。グリシンは血管を拡張する効果があるため、体内の熱を放出して深部体温を下げ、自然な睡眠を促します。

「不眠・うつ」にトリプトファン(セロトニン・メラトニン)

トリプトファンは体内でセロトニン、メラトニンの材料となる必須アミノ酸です。
セロトニンは、体内時計・神経内分泌・睡眠・体温調節など多くの機能に関係します。ドーパミンやノルアドレナリンなど感情に関わる物質を調節し、精神を落ち着かせる効果があります。不眠、時差ボケ、うつの症状改善に役立つとされており、アメリカではこれらの症状に処方される場合があります。
セロトニンは腸の動きにも関係していて、分泌が少ないと便秘になります。男性は女性より約52%脳内セロトニンを生成する能力が高く、トリプトファンが欠乏すると女性は脳内セロトニンの合成が男性の4倍減少するという研究結果があります。更年期の女性にとって特に重要な成分です。
メラトニンは幼児期に一番多く分泌され、歳を取る毎に減っていきます。歳を取ると睡眠時間が短くなるのはこのためです。体内時計のリズムを調整する物質のため、メラトニン不足にならないことは、不眠の改善に重要です。
メラトニンは体全体に行きわたる抗酸化物質でもあります。メラトニンの抗酸化作用により細胞が保護され、ホルモンバランスが改善されると言われています。

「血行不良・情緒不安」にメチオニン

メチオニンは必須アミノ酸のひとつで、血液中のコレステロール値を下げ、身体の中の毒素や老廃物のもとになる活性酸素を取り除く作用があります。不足するとコレステロールが沈着し、動脈硬化の危険が高まります。ドーパミンやセロトニンが不足すると精神が不安定になりますが、メチオニンはこれらの神経伝達物質の生成を促進する作用があり、精神の安定に役立ちます。

「神経・情緒不安」にビタミンB1

ビタミンB1は糖からエネルギーを得るために必須のビタミンで、中枢神経および末梢神経の機能を正常に保つ働きがあります。脳の栄養不足からの精神不安や頭部不快感の防止に役立ちます。

「不眠・血行不良」にナイアシン

ナイアシンは蜂の子に含まれているビタミンの一種で、悪玉コレステロールの値を低下させ、血行をよくする効果があります。ナイアシンが不足するとペラグラと呼ばれる皮膚炎が起こることが知られていますが、精神不安やうつの症状も起きやすくなります。
ナイアシンは食物から摂取できるほか、体内でトリプトファンを材料として生成されます。ナイアシンが不足していると、トリプトファンがナイアシン生成に回されてしまい、更年期障害の症状改善に必要なセロトニンやメラトニンが不足してしまいます。

「不眠・疲労感」にパントテン酸

パントテン酸はビタミンB群に含まれます。パントテン酸が不足すると、疲労、頭痛、不眠、食欲不振といった悪影響があります。

更年期障害に効くミネラル

蜂の子に含まれるミネラルも、更年期障害の症状改善に重要です。
カルシウムやマグネシウムは精神の安定に重要なことはよく知られています。マグネシウムはセロトニンの生成にも必須です。更年期障害の症状であるめまい、うつ、耳鳴りなどの予防に欠かすことができません。
亜鉛は身体の様々な機能に関わりますが、神経伝達物質をつくるのにも必須です。亜鉛を十分に摂取することで、精神の安定やうつ症状の緩和に効果があります。亜鉛不足は貧血の原因にもなるため、更年期の女性は積極的に摂取するべきです。
鉄は赤血球を構成するヘモグロビンの材料で、貧血やめまいの予防に効果があります。蜂の子に同じく含まれるビタミンCは、鉄の吸収率を高めてくれます。

「うつ」の予防にリノレン酸

蜂の子に含まれる脂肪酸は、身体の機能を維持するために必須の栄養素です。なかでもリノレン酸を豊富に摂取した場合、うつ病の発生が減少したという研究があります。

その他の蜂の子成分も更年期障害に有効

これまで挙げた成分以外にも、筋肉や肌の張りの維持に必要なバリン、ロイシン、疲労回復に関わるイソロイシンなどたくさんの栄養素が蜂の子には含まれています。更年期障害は身体だけでなく、家庭や社会的要因にも影響されます。健康を維持するこれらの栄養素をバランスよくとることが重要で、蜂の子はとても有益な食品であると言えます。

蜂の子成分を摂取する時間

蜂の子には睡眠を促すグリシンや、体内時計を調節するメラトニンの材料が含まれています。不眠の改善などを目的としている場合は、夜や寝る前に摂取するのが効果的です。

更年期障害には蜂の子がお勧め

更年期障害の予防や緩和に、蜂の子の成分はとても効果的です。つらい更年期障害に、蜂の子を試してみることをお勧めします。

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